トラウマイスタ 46話感想

光と影。愛と憎しみ。
汝、目を背くこと勿れ―――――
「ありがとう。」

・前回のあらすじ
ブラフマンの力の前に戦意を失う仲間たち
絶望し、諦めるピカソ
そんな闇の中、ピカソはスジャータの光を見、大切なことを思い出す




・今回のお話
スジャータの教えを思い出し、正気を取り戻して、ブラフマン・スジャータと対峙するピカソ
……その足元に、あの男が
成長したピカソを見届け、満足気に彼は言った
「ありがとう」

主を失い、本格的に暴走を開始するブラフマン
彼女との約束を胸に、臆すことなく立ち向かうピカソとゲルニカ
ゲルニカの嘔吐カノンでブラフマンに隙を作り、
ピカソの決意に呼応し成長した勇気の剣が、彼女を貫く

眩い光の中で佇む彼女は言った
「ありがとう」


ありがとう!!!
尺の都合上、駆け足な部分もあるけど、温かい気持ちになれるお話でした
この作品の単行本1巻の煽り文、絶対的恐怖(トラウマ)を飼い慣らせ
バッドエンドか?とか鬱エンドか?とか危惧していた自分が恥ずかしい
俺は負けたのか
畳み掛けるように訪れる辛く、悲しい展開に。
しかし、彼女から大切なものを受け取ったピカソは負けることなく立ち向かった
だから勝てたのか
ありがとう。ありがとう、ピカソ。ありがとう、スジャータさん。
ありがとう、中山先生。勇気を、ありがとう


・ダヴィンチ
一人で逝きやがった。
満足気に、その顔にうっすらと笑みすら浮かべ、果てた
唐突に現れて場をかき乱し、人の心に絶対的恐怖を叩き込み、自分の好きなことだけして生きてきた道化。
…ありがとう。

俺は勘違いしていたのかもしれない
彼の目的は、強くなったピカソと戦うことだと思っていた
「絶望の死を垣間見せてくれる者」を求めているのかと思っていた
でも違ったのか…?
強くなったピカソを見届け、独り満足気に逝った彼の目的は、一体……
前回の台詞「絶対的恐怖を克服したところで、愛する者を一人救うこともできない」
…7つのアートマンを持つ男
それは彼が“7度に渡って絶対的恐怖を乗り越えた”という事実を示す
それでも彼の望みは叶っていなかった
彼は、ピカソに何を見たのだろう
3巻ラストでスジャータに受胎告知を埋め込んだ後の台詞
「愛する者を失うまいとする刹那、人は何よりも強くなれるはずだろう?」
彼はピカソに何を見たのだろう
ピカソならば、自分に出来なかったことを成し遂げてくれる、とでも思っていたのだろうか
…都合のいい解釈のしすぎか。
ダヴィンチは自分の好きなように生きてきただけなのだろう
だから、最期も自分の好きなように。
ありがとう。さようなら―――――

・ピカソ
よく頑張った。
絶対的恐怖に押しつぶされ、
闇に堕ち、
人の道を踏み外し、
憎しみに身を委ね、
復讐の“鬼”であることを選んだピカソ
しかし、彼の心の奥底、一番深い場所、根っこの部分にスジャータさんの教えがあった
だから立ち直ることが出来た
彼には勇気の翼が、確かにあった。
ありがとう。

・スジャータ
ありがとう。大切なことを教えてくれて
ありがとう。最後には笑っていてくれて
ありがとう。勇気を、ありがとう――――

最後の晩餐で現れたスジャータはスジャータであってスジャータではない
にも関わらず、彼女は少年に大切なことを思い出させた
二人の深い絆ゆえの奇跡か
彼女がもういないのは寂しいけど、彼女の教えは確かに少年の胸に刻まれているから
ピカソはもう大丈夫だから。おやすみ、ありがとう。さようなら







次回、感動の大円満!!

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コメント

from 湊紗

梵天ブラフマーン!

from ふうと

今週もトラウマイスタ良かったけど、魔王がヤバかった...私のツボを的確に狙撃されました。
立ち読みなんてしないで買って帰ってゆっくり読むべきだった><

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